忘却曲線が発動される前に

第20号

 

 

 

人の脳は一度学んだことを、

 

1時間後には56%

24時間後には74%

1週間後には77%

1ヶ月後には79%

 

忘れるとされています。

 

忘れるまでの時間と記憶の関係を表した図を

エビングハウス忘却曲線」と言い、

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱したものです。

 

個人差はあるものの、

「時間が経てば経つほど記憶が減る」

というのは事実であり、致し方ないこと。

 

 

ではこの「忘却曲線」をどうやって変えればよいのでしょうか。

 

それは学んだことを繰り返すこと。

何度も反復すことで、歩留り率が高まり、

すぐに大半を忘れる事はありません。

 

 

学んだことを復習する間隔は、

 

1週間後に1回目、2週間後に2回目、4週間後に3回目

もしくは、2週間で3回以上、

 

といわれたりしています。

 

 

復習方法としては

・声に出す(音読、人に話す)

・書く(文字、ブログ)

・行動に移す

 

 

せっかく学んだこと(インプット)を、

全て忘れてしまうのであれば、

学んだ際の時間、学ぶ為のコストを丸々損したことになるので、

定着のための復習をしないのであれば、

はじめから学ばない方がよい、とも言えるかもしれません。

(どうせ根こそぎ忘れてしまうのだから、そこに費やした時間が損)

 

 

また、反復が大事と頭の中で思いながらも、

思いだけではなかなか実行に移すことが難しい為、

学び時間と復習時間のセットで

時間を天引きしておく必要があります。

 

 

1日24時間の中から、また貴重な時間を捻出しなければなりませんので、

何を選択して、何を捨てるのか、

本当にそこに時間を費やすべきなのか、

よく考えることも大変重要となってきます。

 

 

試行錯誤を繰り返しながら

自分にとっての必勝パターンを確立して行きたいと思います。