安定を手に入れたいのであれば、ダムを作ろうと思うことから
第31号
経営の神様 松下幸之助さんは
生前とある中小企業の講演会で“ダム経営”の必要性を説かれました。
ダム経営 = お金、人、時間等において余裕、蓄えを持って経営すること
そのダムはどうやって作れば良いのか?との質問に対し、
『簡単な方法はないが、まずダムを作ろうと思うこと』
だと。
これは経営に限らず、
私生活においても活用できることではないでしょうか。
ダム = 余裕(蓄え)があれば、
周囲の変化や経済要因に左右されず、安定を手に入れることができる。
やり方はいろいろあると思うが、
まずやろうと決める。
どの項目から?
どうやって?
わかりやすいところで言えば、
・時間
・お金
松下幸之助さんのダム経営の講演を聞いていた、
現代の経営の神様稲盛和夫さんは、
“土俵の真ん中で相撲を取れ”
という言葉を残しています。
俵に足がかかって慌てて本気を出すのではなく、
土俵の真ん中で本気を出して取り組みなさい、
という意味だと解釈しています。
土俵の真ん中 = 余裕(蓄え)あり
私の現在のタイムマネジメントは時間割を作り、
それに沿ってタスク処理をしていこうというもの。
しかしそれがなかなか思った通りに消化することができません。
その理由は、
・段取り(手際)が悪い
・やることが多い
・作業(やること)が遅い
・計画通り進まないことが度々
お金についても一般的には蓄えは多いほど、
生活、心に余裕が持ててよいですが、
現実的にはそう簡単に積み上がってはいきません。
その理由は、
・無駄(不要なもの)が多い
・収入が不十分
・原資が少ない
・金融知識が乏しい
・金融知識の質が低い
等々
どんな項目においてもダム(蓄え)を作りたいならば、
まずは思うことから。
まず思う
↓
目指すべきところ(目標)を定める
↓
実行に移す
↓
試行錯誤
↓
修正&微調整
↓
できるまで継続
私生活、ビジネスにおいて
今以上の安定、レベル向上を目指すのであれば、
まずはダムを作ろうと思う(決意する)ことからだ。