物事を進めるには順序がある、掛け声は1・2、1・2

第12号

 

 

物事を進めるには順序がある、

と言う話し。

 

世界的名著であり、King of 自己啓発書とも言われている

7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)に、

時間管理のマトリックスがある。

 

縦軸に、

緊急事項であるか、そうでないか。

 

横軸に、

重要事項であるか、そうでないか。

 

・左上に第一領域(緊急かつ重要なこと)

・右上に第二領域(緊急ではないが重要なこと)

・左下に第三領域(緊急だが重要でないこと)

・右下に第四領域(緊急でなく重要でもないこと)

 

 

 

下段(第三領域、第四領域)は、

緊急かそうでないかの違いはあれど、

重要事項ではないので、そこに極力時間を割くべきではない。

 

となると上段(第一領域、第二領域)に、可処分時間を割くことになる。

 

第一領域は、重要かつ緊急なことなので、

放置しておけばクレームや大問題に発展したりする。

 

第二領域は、重要ではあるが、緊急ではないことなので、

放置しておいてもただちにクレームにはならない。

 

重要事項なので、

どちらも大事なことであるが両者の意味合いは少し異なる。

 

第一領域

事故、トラブル、クレーム処理、期限のある仕事等

 

第二領域

健康、運動、読書、整理整頓、ブログ、人間関係、投資、勉強、予防、準備、計画等

 

 

自分のQOLが高まり、未来が開けていく行いは

緊急かつ重要事項の第一領域ではなく、

緊急ではないが重要事項である第二領域である。

 

第二領域は自分の未来への投資と言うこともできる。

 

では第二領域を最優先、

真っ先にやれば人生は好転していくかといえばそうではない。

 

緊急事項である第一領域を処理せずして、

第二領域に取り掛かっても、

未処理の第一領域事項に足を引っ張り続けられる。

 

第一領域を処理せず、放置し続けることは、

自分の未来に借金をし続けることと同義といえる。

 

第二領域に着手しなければ、自分の未来は開けていかない。

しかし、第二領域を着手するには、

第一領域事項が処理されていることが前提となる。

 

第二領域→第一領域、

これは正しい順序ではない。順序を間違えてはいけない。

 

第一領域→第二領域、

これがが正しい順序。

 

第一領域済ませて、第二領域へ。

 

 

学生のランニングの際の掛け声のように

1・2(イチ・ニー)、1・2(イチ・ニー)、1・2(イチ・ニー)、

第一領域済ませて、第二領域へ、第一領域済ませて、第二領域へ。

 

自分の未来を開く、第二領域に着手、時間を割きたいのであれば、

第一領域を先に処理した上で、第二領域に着手。

1・2(イチ・ニー)、1・2(イチ・ニー)、1・2(イチ・ニー)、

第一領域済ませて、第二領域、第一領域済ませて、第二領域。

 

この順序を決して間違えてはいけないのである。